3月11日(土)、会員十数人が集まり、苗の掘り起こし作業を行いました。
だいたい毎年、植樹会1週間前の恒例作業です。
苗の活着をよくするために苗の状態を最もいい状態で山に運ぶことが重要で、直近の土日の作業になります。
山之口圃場と志和池のどんぐり村圃場の2か所で行いました。
会では直播きで2年間苗を育てていますので根が深く、バックホウの出動です。
(山之口圃場の掘り起こし状況)
(どんぐり村圃場の掘り起こし状況)
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枝葉は事前に剪定作業を終わっていますので、掘りとった苗の根切りを行います。
長すぎる直根や横に長い根を切る作業です。
苗にピンクのリボンをつけます。
これは下草刈りをするときの目印です。
裸山ではカヤなどの草が繁茂し苗が見えなくなると、下草刈りの時に苗を切ってしまうのです。
苗の場所をすぐ見つけられるようにするのです。
苗を10本束にします。
苗は根っこが乾燥すると極端に弱ってきます。
掘り起こした苗は根の乾燥を防ぐために泥水につけ、保水力を持たせたまま土に埋めておきます。
特に常緑樹のアラカシなどは掘り起こしてからすぐに保水力を持った土に埋めることが大事になります。
ここが落葉樹のクヌギなどと大きく異なるところです。落葉樹はこの時期、葉っぱを落として休眠中ですが、常緑樹は常に葉っぱから蒸散作用を行っているからです。
しかしクヌギもしっかり泥水に着け、保水力を持たせたうえで、土に埋めておきます。
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クヌギも埋設完了です。
あとは来週の18日(土)に、再度掘り起こし泥水に着け保水力を確保し、植樹地に運びます。
急ぎの作業のため結構腰の痛い作業でみなさん大変ご苦労様でした。
作業完了後、昼食に行こうとしたら、車のキーを紛失していることに気付き、みんなとの昼食断念。
昼から捜そうと行って見ると、どんぐり村に遊びにした家族が見つけてくださっており、大感謝でした。
報告 佐土原裕一